マンゴープリンとエッグタルト 旅の思い出

料理

旅の思い出 「マンゴープリン」と「エッグタルト」を再現

下の娘が中学に入った年、パパさんが中国の広州に単身赴任しました。

もともとチャレンジ精神、好奇心が旺盛、語学も堪能だった人なので、なんでもひとりでこなして頑張ってくれていました。会社で旅費等もみてくれて、家族も観光がてら会いに行ったりしました。私にとっては、本場の中国料理を食べられるチャンス!!と喜んだものです。

でも飛行機を降りて街へ出て、市場のようなところを歩いてみると…。怖い?光景がいっぱい目に入ってきました。!生肉がぶら下がっている、カゴに蛇が入ってる、亀が、ニワトリが歩いてる?みたいな…。

レストランは気をつかってくれてきれいで安心なところばかりだったですが、それでもメニューの文字をジーッと見て、これは何と何が入っているの?と。市場の光景を思い出すと、もしやこれはウナギ?蛇?などと心配でビクビクとしながらの食事でした。

それに比べてスイーツはガッツリいただきました。スイーツもね、使っているお水の心配はありましたが、見ればフルーツとわかるので‥笑。大好きな「マンゴープリン」などは私あまりに喜んでお代わりして食べたものだから、同席していた中国の仕事関係の方が翌朝ホテルに生のマンゴーを届けてくれたくらいです。お恥ずかしながらそんな思い出のマンゴープリンです。

では、マンゴープリンをどうぞ!↓

マンゴーにもいろいろ種類がありますね。

よく見かけるのは丸くて赤っぽいアップルマンゴー。

日本でも何年か前に宮崎で栽培されるようになって注目を浴びました。

その時買いましたよ、一個2000円くらいしていたの。すごく甘くて美味しかった〜!!

食べ終わった種を庭に植えました。ちゃんと芽が出てきて20センチくらいまで伸びましたけど…。後が育たず残念でした。

あれ、脱線してますね。すみません、マンゴー愛が強いんです・笑 細長くて黄色いのがフィリピンマンゴーです。

マンゴープリンにするのはよく熟れたもの、硬いとうまく作れません。熟れ熟れのマンゴーで作ってください。

アジアンスイーツの王様 マンゴープリン

材料

マンゴー 1個

グラニュー糖 50〜70g (熟れ具合で)

粉ゼラチン 5g

お湯 150cc

生クリーム 50cc

マンゴーフレーバー (あれば2、3滴)

作り方

  1. マンゴーの皮をむき、大きなそぎ切りにしてボウルに入れる。この時、種の近くの繊維の多いところは使わないようにしましょう。プリンの口ざわりが悪くなります。
  2. グラニュー糖とゼラチン、お湯を小さめのボウルに合わせ、ラップをして湯せんにかける。
  3. 2が溶けたら1に入れてホイッパーでかき混ぜる。
  1. 3に生クリームを入れて混ぜ、混ざったら器に流し、冷やし固める。

アレンジしてココナッツミルクと今流行りのタピオカ入れて盛り付けました。

とろとろ〜、絶対美味しいです!

遥かなり、アンドリューのエッグタルト

2度目の中国入りの時に、今度はマカオにも行ってみたいと希望しました。

広州からマカオへ。歩いて国境を渡るということで、テクテク歩いていきました。

初めてでした!国境越え〜🎤

ワクワク、ドキドキ! していたから熱が出ちゃったのかしら?

マカオはポルトガルから中国へ返還されて、同じ国とはいえいまだに入国審査があるのです。パスポートを見せる列に並んで待っていたそのとき?

言葉がわからないのですが、女性審査官がやってきて「こっち来い!」みたいな様子で私は奥へ引っ張っていかれました。

えっー!我が子よ、我が子達。母はどうなるの?

一緒に日本へ帰れないかもしれない?

引っ張っていかれた場所では耳に体温計を入れられ…。

何をするつもりなのだろう?と思っていたら、少しして釈放?されました。

そこには審査待ちの場所の様子が映ったモニターがあって、私の顔はサーモグラフィーに赤く映っていたようでした。SARSかなにかと疑われたもよう?よくわからないけど…。離してくれてよかった!

ゲートの向こうで心配している子供達と涙の再開?をして、向かった場所はコロアン島の「Andrew」アンドリュー。マカオの人達が「世界で一番美味しいお菓子」と絶賛するエッグタルトのお店です。

国境前からタクシーで一時間くらい走ってやっと着いて買った4個のエッグタルト。日持ちするものではないのでたくさんは買えません!ひとり一個ずつ。でもパパさんは驚いて「それだけ?」と聞きました。

そ、そうねー、高いエッグタルトになりましたね。

でも私はそこに行けただけで満足でしたよ。

待たせておいたタクシーに乗ってすぐにマカオ市街に戻って市内観光。

エッグタルトは香港に渡るフェリーのデッキで潮風にあたりながら食べました。

材料

  • 冷凍パイシート 1枚
  • 卵黄 3個
  • グラニュー糖 30g
  • 塩 ひとつまみ
  • 生クリーム 50cc
  • 牛乳 50cc
  • コーンスターーチ 小さじ1

作り方

  1. パイシートは解凍して薄く伸ばし、バターを塗ったタルト型に伸ばし、ピケ(フォークなどで穴を開けること)する。
  2. 1に重石をして200度のオーブンで10分焼く。
  3. 卵黄、グラニュー糖を混ぜ合わせ、コーンスターチ、塩も入れてさらに混ぜる。
  4. 生クリームと牛乳を鍋に入れて人肌に温めて3に入れて、ホイッパーで混ぜ合わせる。
  5. 4を鍋に戻してとろみがつくまで焦がさないように混ぜて合わせる。(弱火)
  6. とろみがついたら平たいお皿、バットなどに広げて粗熱をとる。
  7. 粗熱が取れたら2のパイ生地に入れ、再び200℃のオーブンで15分くらい焼く。

こちらは…、まだまだ頭に思い描いていたものには届きませんでした。

今では日本国内でもアンドリューのエッグタルト買えるようになりましたが、きっとあの時のあの味とは違うのだろうなぁ、と思います。

それで、いいのだと思います^_^

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