近い将来、海中は魚よりもプラスチックごみの方が多くなると予想される深刻な状況。
各地で海ごみを取り除く運動が行われていると聞きます。
私の住む山梨には海はありませんが、陸地のごみが川を伝って海へと流されていく
ニュースを目にすると、他人ごとではないなと胸が痛みます。
行ってきてからだいぶ日が経ってしまいましたが、会社のみなさんと一緒に海ごみを拾いに行ってきました。
参加したのは、地元山梨県甲府市のボランティア協会、ロータリークラブをはじめとした福祉団体が主となって一般の企業・学校などからも人員を募集をした『富士川クリーン作戦』。二回目の開催だそうです。
昨年10月30日(日)7時30分集合、8時出発。甲府市の総合市民会館からバス4台に乗り込みました。バスは山梨交通様のご協力です。
目指すは静岡県清水区の蒲原海岸。
途中道の駅朝霧でトイレ休憩をとり
再びバスに乗って蒲原へ。
10時30分頃、蒲原海岸に到着。
駐車場でバスを降りて2列で海岸に向かいました。土手の向こう側が海岸です。
土手の上から見下ろすと海岸と、先に降りて行った人たちが見えました。
「うみー!」とつい声をあげてしまいました。
山梨は海なし県。海を見るとテンション上がります笑
海岸に下りたところで半透明のゴミ袋を一枚ずつ配布され、主催者のご挨拶とゴミ拾いの説明を聞きました。
ごみ拾い時間は約1時間で、自然に還るもの(流木や紙など)は拾わなくてよい。主にプラスチックごみを重点的にとのことでした。
ごみ拾いスタート!
散り散りになって自由に拾い始めました。
参加者のほとんどは河口に近い砂地でごみ拾いを行っていましたが、同じところで拾っていても意味がないなと、私と数人は奥の方へ行ってみることにしました。
奥の方は石ころがいっぱいで歩きにくかったですが、ごみはたくさん見つかりました。
飲料の缶やペットボトル(ペットボトルの蓋)。
お弁当やお惣菜のパック。
洗濯かごやハンガー、おもちゃの破片、一斗缶や建築現場の端材のようなものもありました。
下を向いて探し続け、かがんだり起きたりの繰り返しで途中から腰が痛くなりました(笑)。最初1時間じゃ短いと感じた私でしたが、1時間拾うのは結構重労働でした。
拾い終わりの時間になり「集合」の声がかかったので、拾ったごみを持って(袋に入りきらないものは吊るして)、最初集まった場所へ戻りました。
そこでは地元の団体の方々が丁寧にごみの仕分けをして下さっていました。
この日集まったごみは45ℓのごみ袋約50袋分だそうです。
その中には先ほど自分も拾っていたけれど、家庭などから出たプラスチックごみが大量に。
海がないから関係ない?!そんなことはないんです。
海にあるごみは内陸から流れ着いた、人間が人為的に作り出したごみなんです。
知らなかったことを恥じました。
自分たちがもっと意識して、ごみを減らす努力をしないといけないな、と思うのと共に、このことをもっとみなさんに知ってもらいたいと願っています。
*2022年10月のイベントです。
その後2023年11月にも同様のイベントに参加しました。
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