やっと迎えた手術の日
1月27日 午前9時30分が私の手術時間です。
前日夜の食事までいただきました。
その後は朝7時半までは水分(コーヒー、ジュースはNG)はとって良いとのこと。
水分不足にならないように私はペットボトルの水と病院で食事時に配ってくれたほうじ茶を時々口に含んでいました。
看護師さんが持ってきてくれたアルジネードウォーターという飲み物(4本)は必須です。
空腹感を抑えて免疫力を高める効果があるのだそうです。
病院の朝は6時のアナウンスで起床します。
朝目覚めてからの時間の経つのが遅いこと?!
同室の他の皆さんは歯磨きをしたり食事をとったり…。私はやることもないのでさっさと手術着に着替えてベッドに腰掛けてそれらを眺めていました。
やがて看護師さんが迎えに来てくれて、二人で歩いて手術室に向かいました。
いよいよ手術です。
手術室

手術室の扉を入るとたくさんのスタッフがこちらを向いて迎えてくれました。ドキドキするー!
その中から、一番前にいらした青と黒色の組み合わせで他の方とは違うユニフォームを着た女性が「お名前をお願いします」「生年月日は?」とテキパキと質問や説明をしてくださいました。
きりりとしてカッコいいこと。入院してから三日間、一度もお見かけしたことがない方です。
手術専門スタッフなんでしょうね。テレビドラマの一風景みたいだなと思って見ていました。
次に前に術前診察をしていただいた麻酔科の先生に呼ばれ、手術台の横の台に仰向けで寝転んで腕を消毒したり注射したり…。
そこまでしか記憶はありません。
手術は首(背中側)だからうつ伏せでしたのだろうけど…。手術がどうだったのかは何もわからないのでした。
気がついた時は移動中のベッドの中でした。
麻酔科医の先生が覗き込むようにして、
「大丈夫?大手術だったよ。よく頑張ったね!」と恵比寿様のような(キャップを被ってらっしゃったので、失礼)笑顔で言ってくださったのを覚えています。
私が朦朧とするまま、たぶんCTを撮ったのだと思います。
「よいしょ、」と運ばれてドームの中に入って、また出されて。
次に覚えているのはカーテンで仕切られた薄暗い部屋のベッドの中でした。
魔のリカバリー室
そこはその日手術を受けた人が看護を受ける部屋で、普通の病室と同じようにカーテンで仕切られていますが男女混合でした。
私がそちらに入ったのはたぶん午後2時か3時過ぎぐらいだった思うのですが、暗いので夜中のように感じていました。
とにかく頭から首ががんじがらめで背中が痛く。やけどを負ったような熱い感じがしていました。
さらに心電図や点滴のコードがいっぱいで、酸素マスクをしていて右にも左にも向けない?
箱につめられたお人形になったような感覚で寝ていました。
運ばれてからだいぶ経った頃口の中が渇いてパサパサで、点滴を代えにきた看護師さんに水をくださいと言うと、マスクを外してくれてストローの付いたペットボトルを渡してくれました。
もらってみたものの、私はそのペットボトルをしっかりと握る力がないことに気づきました。手がフワフワした感じ。それに寝たまま首も動かせず、え、どうやって飲めばいいのだろう。
ペットボトルを布団の上でズルズルと引き上げてストローに吸い付きました。最初水が出てこなかったので次は少し力を入れて吸うと、ゲホっとむせてそのまま水を吐き出してしまいました。
吐いた水が真上から顔に降ってきたけど看護師さんは暗いから気づかずに行ってしまって。顔も拭けない始末。
その後も何回か水を飲もうと試みましたが、飲もうとすると吐く。看護師さんが入れ物を持ってきて手つだってくれたけれど数滴の水を舐めただけでした。
そのうち隣の男性がイビキをかいて寝はじめて、うるさくて眠れない。うるさくなくても眠れなかったかもしれないけど。
時々看護師さんに「いま何時ですか?」と聞いてみては、「9時です」、「2時です」、と答えが返ってくるたびに「まだそんなんかー」とまんじりともせず。
今思い出しても苦しい時間でした。
後に、他の患者さんとお話しする機会があった時に「魔のリカバリー室」ですよね、とおっしゃっている方がいて。皆さんも同じ思いをされていたんだなあと思いました。



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